歯科技工士on-line寺子屋tv! OKAYAMA
岡山県歯科技工士会は、昨年4月に会創立65年目に相応した新たな活動を展開して参りましたが、この間の会員と役員の皆様のご協力に改めて感謝申し上げます。
会員の皆様は、歯科技工士会とは公的に認められている歯科技工士で構成された歯科技工士の為の唯一の組織であり、社会的役割を担う職能団体であることはご存知と思います。ですが、組織率は2割弱であり、他の職能団体と比較し、組織率が低いというのが現状です。
この現状を打破するには、組織率を上げ、力のある職能団体になることが必要です。そのためには、求心力のある組織作りが何より重要です。また、その組織には体制を維持しながら、これまでの積み重ねの中から必要なものと社会環境の変化に不釣り合いのものを峻別し、新たな芽を育てる仕組みがなければならないと思っています。
そしてなによりその組織に所属する歯科技工士の資質の向上が重要と考えています。なぜなら、近年、日本の保険、医療、福祉を取り巻く環境は医療の高度化、医療の質と安全の重視、少子高齢化などに伴い、歯科保健医療も大きく変貌し、歯科技工士に望まれることも変化しています。}
このような時代の変化に対応できるのだけの知識や技術の習得は必要不可欠だからです。さらに、医療現場はチーム医療が展開されており、歯科技工士がチーム医療の一員になり、専門性を発揮することで、歯科医療の幅を広げ、歯科技工士の可能性を広げることにつながると考えています。ですが、チーム医療における多職種連携では、医療人としての資質が備わっていなければならないからです。ですから、岡山県歯科技工士会は医療に携わる専門職である歯科技工士一人一人の意識を変え、「歯科技工士としての資質向上」に積極的に取り組んでいきたいと思っております。まずその第一歩としてホームページにある「寺子屋」で新たな知識・技術の習得、ならびに医療人としての資質の向上に努めていただきたいと思っています。そうすることにより今後の医療の中で歯科技工士の役割が一層大きくなり、国民の健康増進に寄与している私たちがさらに発展し、歯科技工士の明るい未来につながることでしょう。
この「寺子屋」が、会員にとって素晴らしいものになることを祈念致しますとともに、引き続きご支援ご協力賜りますようお願い申し上げ、挨拶とさせて頂きます。
一般社団法人 岡山県歯科技工士会
会長 木下 重臣